2025年10月27日、日本ケミカルシューズ工業組合が主催する「神戸シューズフェア」が、昨年に続きシンガポールのAmara Hotelで開催された。今年は「靴のまち」として知られる神戸・長田から、昨年より3社多い13社のシューズメーカーが参加。高度な職人技と洗練されたデザインが融合した最新コレクションを披露した。
神戸市長田区は、120年以上にわたり日本のシューズ産業を牽引してきた地域だ。1960年代から1990年代にかけて国内外でシューズブームを巻き起こし、現在も革新性と機能性を兼ね備えた製品が高く評価されている。今回のフェアでは、各メーカーが個性豊かなデザインを展開し、エレガントからカジュアルまで幅広いスタイルが揃った。多様な年齢層や嗜好に応えるラインナップが来場者の注目を集めた。
会場には、レザーを主体とした伝統的な靴づくりを続ける老舗メーカー、最新トレンドを迅速に取り入れるブランド、そして履き心地を追求しインソールやアウトソールに独自技術を施すメーカーなどが出展。それぞれの強みを活かした製品が並び、来場者は神戸シューズの多彩な魅力を直接体感した。
日本ケミカルシューズ工業組合の河野忠友会長は、「神戸シューズは、日本の伝統的なモノづくりと現代的なデザインを融合させた高品質な製品です。このフェアを通じて、シンガポールの業界関係者にその魅力を直接感じていただければ嬉しい」と語った。
神戸シューズはこれまで、東京や大阪に加え、香港や上海などのアジア市場でも高い評価を得てきた。昨年のシンガポール開催をきっかけに新たな販路を開拓しており、今回の開催によってその流れがさらに加速すると期待されている。
本フェアは、シンガポールの卸商や小売関係者にとって、日本製シューズの品質とデザイン力を改めて確認する貴重な機会となった。神戸発の伝統技術と革新性を併せ持つシューズは、今後もシンガポールをはじめアジア各国で存在感を高めていくとみられる。


