シンガポール人材開発省(MOM)が公表した2025年の職種別賃金調査によると、民間企業で最も給与水準が高い職種は診断放射線科医、金融デリバティブディーラー、飛行教官で、いずれも月額総給与中央値は2万シンガポールドルだった。
調査では、AI人材への需要拡大も鮮明となった。25~29歳ではAI・機械学習エンジニアが月額8,970シンガポールドルで最高水準となり、AIスキルに対する市場価値の高さが示された。
診断放射線科医は高齢化に伴う需要増加を背景に高収入を維持する一方、医師養成には10年以上を要し、人材不足が懸念されている。また、AIの活用が進んでも、最終診断や複雑な症例の判断には専門医が不可欠とされる。
金融デリバティブディーラーは、成果報酬や顧客獲得力が収入を左右するほか、海外金融機関の進出による人材獲得競争が賃金を押し上げている。一方、取引時間の長時間化など厳しい労働環境も特徴だ。
飛行教官も引き続き高給職種に入り、資格や飛行経験、指導内容の違いから給与の個人差が最も大きかった。
男女間の賃金格差では、比較可能な365職種のうち251職種で男性の給与中央値が女性を上回り、女性が上回ったのは105職種だった。
※ソース
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