【タイ】2024年フルーツシーズン好調、価格上昇で農家に恩恵

タイ

2024年のタイのフルーツシーズンが終盤を迎え、ドリアン、マンゴスチン、ランブータン、マンゴーなど主要な果物全ての価格が上昇し、農家にとって好調な結果となっている。

ピチャイ・ナリプタパン商務相は、これに伴い、内部貿易局に対し2025年のフルーツシーズンに向けた早期準備を指示。ピチャイ商務相によると、2024年シーズンの価格上昇は、6つの主要対策と25の施策を柱としたフルーツ管理計画の成功に起因しているという。

同計画では、収穫前から市場に向けた準備が進められ、国内市場の拡大や新たな輸出市場の開拓、さらに加工による付加価値の創出が推進された。

「2025年シーズンに向けて、すでに対策の準備を進めており、生産や加工の促進、国内外市場の拡大、取引効率の向上、法的措置の実施を中心に進めていく予定だ」とピチャイ商務相は語り、これらの対策は政府と民間セクターとの協議の上、実行される見通しだ。

タイ東部では既にフルーツシーズンが終了し、全てのカテゴリーで価格が改善。南部でも収穫の98.6%が完了し、北部も終盤に差し掛かっている。

輸出面でも好調が続き、2024年1月から8月の間に生鮮果物の輸出量は140万トンに達し、総額は約42億ドル(約1,500億バーツ)を記録。特に中国市場が強い購買力を示しており、韓国、香港、マレーシアもタイ産果物の輸入量が増加している有力市場として注目されている。

※ソース

Minister of commerce reports successful year for fruit sector
Pichai Naripthaphan has instructed Department of Internal Trade to prepare measures for 2025 fruit season
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