【シンガポール】ウィリアムズ、アジアでより多くのスポンサー獲得へ

シンガポール
Williams Racing’s Franco Colapinto in action during the Singapore Grand Prix race on Sept 22. PHOTO: REUTERS

経済成長にともない、F1(フォーミュラ1)ファン層が拡大するとみられるアジア市場で、ウィリアムズ・レーシングチームは今後12~18カ月以内にアジア地域にオフィスを設立し、ビジネスネットワークの拡大を図り、より多くのスポンサーを募集する計画である。

F1チームの運営にはスポンサーからの資金が不可欠であり、スポンサーはその見返りとして、F1カーやドライバースーツ、ヘルメットなどに自社のロゴを掲載し、世界中の観客に対して自社ブランドの露出を高めることができる。

例えば、マレーシアの石油・ガス企業ペトロナスはメルセデスのスポンサーであり、レッドブルは自社のF1チームを持っている。両社のロゴは、それぞれの車両に大きく表示されている。

ウィリアムズ・レーシングの商業顧問ピーター・ケニヨン氏は、ストレーツ・タイムズのインタビューで、「F1には現在24のレースがあり、そのうち3つがアジアで開催されている(日本、中国、シンガポール)。今後、アジアでのレースがさらに増加する見通しがある。アジアの経済成長を考慮すると、今後10年で観客数の増加が期待される地域はアジアである」と述べている。

ウィリアムズ・レーシングは9月20日にシンガポールで企業向けのネットワーキングイベントを開催し、スポンサー候補企業との関係構築を進めている。

ウィリアムズ・レーシングのチーム代表ジェームズ・ヴァウルズ氏は、F1のスポンサー223社のうち、アジア企業はわずか13社にとどまっていると指摘している。「現時点では、アジアの存在感はほとんどない」とヴァウルズ氏は述べているが、アジア各国の関心は高まっており、タイ、韓国、インドネシアがグランプリ開催を希望している。

ヴァウルズ氏は、今後5年以内にアジアでのグランプリ開催が増え、それに伴い観客数も増加すると見込んでいる。「アジアは世界で最も成長が見込まれる地域であり、その成長に対して投資を進めたい」と述べている。

※ソース

F1’s Williams Racing team looking for more partners in Asia as interest grows
It aims to set up an office in the region to expand its business network. Read more at straitstimes.com.
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