【タイ】カンボジア国境衝突で国粋感情高まる、各党が路線修正

タイ
Nationalist sentiment has surged across Thailand, after a perception that the Pheu Thai-led administration’s handling of a border crisis led to the worst fighting with Cambodia in decades. PHOTO: AFP

タイで2月8日に実施される選挙を前に、カンボジアとの国境衝突を背景とした国粋感情の高まりが、各政党の選挙戦略に大きな影響を与えている。国境地域の有権者の怒りと不安を受け、政治家の離党や政策転換が相次いでいる。

東北部カンタララック選出の下院議員、プーミン・リーティラプラサート氏(62)は、国境紛争への対応を理由に、これまで所属していたプアタイ党を離れ、与党ブムジャイタイと連携するクラ・タム党から出馬する。プアタイ党主導政権の危機対応が不十分だったとの認識が広がり、数十年ぶりとなる大規模戦闘で149人が死亡したことが、世論の反発を招いた。

7月と12月の戦闘では、国境地域で19人が死亡し、数十万人が避難を余儀なくされた。住民の間では対カンボジア強硬論が根強く、国境貿易の再開に否定的な声や、全長817キロの国境線の一部に壁を建設する計画を支持する意見が広がっている。

こうした状況の中、アヌティン・チャーンウィラクーン首相は12月、就任から100日足らずで議会を解散し、国粋感情の高まりを追い風とする解散総選挙に踏み切った。与党ブムジャイタイや他の保守・親軍派勢力は、軍支持と国境防衛強化を前面に打ち出している。

一方、世論調査で支持を伸ばす革新系の人民党やプアタイ党は、「非愛国的」との批判を避けるため、選挙公約の修正を迫られている。軍改革を掲げてきた人民党は外交的圧力を重視する姿勢を強調し、プアタイ党もタイの主権防衛に強くコミットする立場を改めて示している。

国境から約10キロの村で被害を受けた住民は、「共存は可能だが、友好関係を望んでいるわけではない」と語り、新政権に対し、治安確保と生活再建への実効的な対応を求めている。

※ソース

Thai parties tap nationalist mood as Cambodia clashes roil rural voters
Many voters are backing the Thai army’s plans for a border wall along the 817km land frontier, says a lawmaker. Read more at straitstimes.com. Read more at straitstimes.com.
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