シンガポールでTrue Fitness、True Yogaなどを運営するTrue Groupが突然営業を停止したことを受け、競合するフィットネス事業者が会員の取り込みに乗り出している。
Anytime FitnessやSnap Fitnessなどは、影響を受けたTrue Groupの会員を対象に、初月の会費や入会費の免除、無料クラス、無料トレーニングなどの特典を相次いで打ち出した。
Muay Champ FitnessやBody Fit Training(BFT)では、2週間の無料コーチ付きトレーニングに加え、True Fitnessで未使用となった会員クレジットを自社サービスのクレジットと交換できる制度も提供している。
今回の閉鎖は、香港の親会社Kontafarmaが9月10日、市場競争の激化とコスト上昇を理由に事業を清算すると発表したことによるもの。True Fitness、True Yoga、TFX、Yoga Editionの4ブランド、計7店舗がシンガポールで営業を停止した。
顧客には事前の十分な通知がなかったとされ、未使用の会員期間に対する返金の行方も不透明となっている。シンガポール消費者協会(CASE)によると、9月11日時点で顧客から報告された損失額は60万9,000シンガポールドルを超えた。
また、Singapore Fitness Alliance(SFA)は、影響を受けた200人以上の従業員・フリーランサーの再就職を支援している。9月13日時点で32の企業・事業者が採用への関心を示しており、その多くはフィットネス・ウェルネス業界だという。
突然の大手フィットネスチェーン閉鎖を受け、顧客だけでなく従業員にも影響が広がる一方、競合各社にとっては新たな顧客を獲得する機会となっている。
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