シンガポールで飲料容器返却制度「Beverage Container Return Scheme(BCRS)」の全面導入を9月30日に控え、小売店や飲料販売業者が、制度対象となるデポジットマークやバーコードが付いていない飲料の在庫処分を進めている。
BCRSでは10月1日から、容量150ml~3リットルのプラスチックボトルと缶に10セントのデポジット表示とバーコードを付けることが義務化される。消費者は購入時に10セントを支払い、使用済み容器を回収機に返却すると返金を受けられる。
移行期間中の在庫処分に向け、Don Don Donkiでは一部店舗で対象商品を20~34%引きで販売。K-Marketでは9店舗に計3,258本の対象在庫が残っており、値下げや店舗間の在庫移動などで対応している。
ビール販売会社Watering Holeは、過去2週間で約1,500缶を半額で販売。一方、Cold StorageとGiantでも約5,000本のラベル未表示商品が残っており、値下げ販売やサプライヤーへの返品、需要の高い店舗への在庫移動などを検討している。
10月1日以降、必要な表示のない対象飲料を販売することは違法となり、違反者には最高1万シンガポールドルの罰金や最長3カ月の禁錮が科される可能性がある。
小売各社にとって、残存在庫の処分に加え、ラベル付き・未表示商品の識別や分別、海外サプライヤーとの調整なども、制度完全導入に向けた課題となっている。
※ソース

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