日本のレストラン運営会社Food Innovators Holdingsが、シンガポール取引所(SGX)のカタリストに上場し、310万ドルを調達する予定だ。
この新規株式公開(IPO)で得た資金は、シンガポールとマレーシアに新たな日本ブランドやコンセプトを導入するため、また、日本や海外でのテーマレストランの運営権を購入するために使うとのこと。
久保田恭章CEOは、シンガポールがアジア経済の中心であると考えており、ここでの上場が事業拡大に有利であると説明。また、日本とアジア地域での飲食店展開を強化する計画だという。
シンガポールで上場することで、アジアでの認知度を高め、日本の銀行からの融資が受けやすくなるなど、企業の信頼性が向上すると久保田氏は見込んでいる。数年後には、SGXのメインボードへの上場も目指している。
Food Innovators Holdingsは、1株22セントで1,400万株を発行予定で、うち1,300万株は配分株、100万株は一般公募株となっている。株がすべて売れた場合の時価総額は2,490万ドルになる見込みだ。
現在、同社はシンガポールで天丼琥珀、Man Man、八咫烏、The Hitsuji Club、The Ushi Clubといった10店舗の日本食レストランを、現地のレストラン運営者と共同で展開している。マレーシアでは、4店舗のレストランのほか、ベーカリーカフェや中央厨房も運営している。
日本国内には12店舗があり、軽井沢のムーミンテーマレストランを含むほか、レストランの賃貸・転貸事業も行っている。同社はムーミンブランドの日本ライセンスを所有しており、他のキャラクターの運営権も取得する計画だ。
※ソース
Japanese restaurant operator Food Innovators Holdings plans to raise .1m with Catalist listing
It hopes to ride the growing wave of popularity of Japanese culture and food in S'pore and Malaysia Read more at straitstimes.com.