【タイ】ガソリンスタンド業界、非石油系サービス拡大で競争力強化へ

タイ

タイのガソリンスタンド業界は、非石油系小売業の拡大や小売スペースの増加を通じて競争力を強化している。

最近ではCaltexがChao Doi Coffeeと提携し、ガソリンスタンドでコーヒーを提供し始めた。非石油系サービスの需要は拡大しており、昨年からガソリンスタンドでの非石油サービスが25%増加している。

Caltexのタイ国内における唯一の運営会社であるStar Fuels Marketing Co Ltdの小売投資開発部門アシスタント副社長、ソムプラタナ・ジルムシリワット氏は「今後、全国的にガソリンスタンドネットワークと非石油系小売事業の拡大に力を入れる。これにより、Caltexのサービスを強化し、年間1億2,500万バーツのマーケティング予算を投じる予定である」と述べた。

また、Caltexは小売業パートナーとの提携も拡大しており、Chao Doi Coffeeとのコラボレーションを深めている。今後は共同キャンペーンも展開し、今後5年間で全国に200店舗のChao Doi Coffeeを展開する予定だ。

現在、タイには528のCaltexのガソリンスタンドがあり、顧客基盤は20万人に達している。小売店舗はCaltex全体の約80%をカバーしており、2025年までにこの割合を85%に引き上げることを目指している。

Chao Doi Coffeeを運営するAroma Groupのエグゼクティブディレクター、キッジャ・ウォンワリー氏によれば、現在Caltexのガソリンスタンド内には38店舗のChao Doi Coffeeが営業しており、今後もCaltexでの展開に注力する方針である。

2023年のタイのコーヒー市場は600億バーツの規模があり、そのうち200億バーツはが外食消費によるものである。その中でも、ガソリンスタンド内のコーヒーショップは170億バーツの売上を記録しており、年間25%の成長を見せている。現在、1人当たりのコーヒー消費量は年間300杯に増加しており、過去の150~200杯に比べて大幅に伸びている。

※ソース

‘Coffee battle’ heats up at four major petrol station companies
Fuel station business in Thailand increasingly focusing on competition through expansion of non-oil retail operations
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