シンガポール入国管理庁(ICA)は7月31日、8月5日からチャンギ空港ターミナル3の一部の自動レーンで、シンガポール居住者向けにパスポート不要の入国審査の試験運用を開始すると発表した。
これは、顔認証と虹彩認証によりパスポートを提示することなく入国審査を行う新しいシステムで、9月までに空港全ターミナルで導入される予定だ。また同システムは、12月までにマリーナベイクルーズセンターでも導入される。
航空および海上チェックポイントでのパスポート提示不要の審査は旅行者の入国審査時間を40%短縮する。ただし、旅行者はシンガポールのチェックポイントを通過する際にはパスポートを持参する必要がある。
ICAは2025年までにセレター空港およびタナメラ・フェリーターミナルでも同様の機能を展開する予定だという。
陸上チェックポイントではQRコードによる入国審査が導入され、8月にはウッドランズおよびトゥアスのチェックポイントでバイクや貨物車両の旅行者に拡大され、12月までにバス乗客にも対応する予定だ。
現在、車両旅行者およびバスドライバーの70%以上がQRコードを使用しており、その多くはシンガポール居住者である。この新しいシステムが完全に実施されると、入国審査の時間が30%から40%短縮される見込みだ。
※ソース
Passport-less immigration clearance for bikers by August, air travellers by September: ICA
Trials for passport-free clearance for Singapore residents at Changi Airport’s Terminal 3 will begin on Aug 5. Read more at straitstimes.com.