【シンガポール】チャンギ空港第5ターミナル隣に新都市開発へ

シンガポール
The proposed Changi East Urban District will occupy a 40 ha tract of land – about the size of 56 football fields. ST PHOTO: LIM YAOHUI

シンガポール政府は、チャンギ空港第5ターミナル(T5)に隣接する「チャンギ・イースト・アーバン・ディストリクト」の開発構想に向けて、提案の募集を開始した。これは、将来的なビジネスとライフスタイルの融合拠点としての整備を目指すもので、空港機能の強化と地域の活性化を図る重要なプロジェクトである。

この新都市は、T5とタナメラ・フェリーターミナルの間に位置する約40ヘクタール(サッカー場約56面分)の土地に建設される予定で、国際的な旅行者とシンガポール住民の双方にとって魅力的な目的地となることが期待されている。

2030年代半ばの完成を予定するT5は、年間1億4,000万人の旅客を受け入れる能力を持ち、現在の約9,000万人から55%以上の増加となる見込みだ。新都市はこの空港機能を補完し、周辺のチャンギ地域との相乗効果を生み出すことを目的としている。

政府は、同地区が「働く」と「遊ぶ」を融合させた目的地となるべきだとし、交通接続性の確保、公共空間の活用、地下空間の有効利用、カーボンニュートラルの実現など、持続可能性を重視した都市設計を求めている。また、地域住民の交流を促進し、明確なアイデンティティと帰属意識を醸成することも重要な要素とされている。

提案募集では、将来の需要予測や利用者傾向の分析、各開発案の財務的な利点や実現可能性を示す財務調査も求められている。選定されたコンサルタントは、運輸省(MOT)および民間航空庁(CAAS)と連携し、構想策定と調査を実施する。都市再開発庁(URA)などの関係機関やステークホルダーとの協議も行われる予定だ。

シンガポール国立大学(NUS)建築・環境学部のラム・キー・ポー教授は、同地区が「ネットゼロ都市」として差別化を図るべきだと提言。再生可能エネルギーの供給拠点や、AIによる省エネ管理、エネルギー自給型の建築物などの導入を推奨している。また、旅行者にとって「ストレスフリー」な体験を提供するため、活発なエリアと静かな自然空間を組み合わせた設計が望ましいとし、ウェルネス関連事業の誘致も有効だと述べた。

提案募集の第1段階は2025年9月24日に締め切られ、最終的な契約は2026年半ばに決定される見込みである。

※ソース

Proposals sought to develop Changi East Urban District next to T5
The authorities said the new business and lifestyle hub “should be a destination unto itself”. Read more at straitstimes.com. Read more at straitstimes.com.
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