政府はエネルギーの自給自足を目指し、最大でB100までのバイオディーゼルを生産するための設計構想を進めている。
エネルギー・鉱物資源相のバリル・ラハダリア氏は、ジャカルタでの記者会見で、「B100までの構想を準備しているが、これは段階的に行われる。進展については適切な時期に報告する」と述べた。
現在、インドネシアで求められているバイオディーゼルはB35で、これはパーム油から抽出された脂肪酸メチルエステルが35%、ディーゼル燃料が65%の配合である。B35は2023年2月1日から導入されている。
政府はさらに進化したバイオディーゼル製品の開発を進めており、パーム油の割合を40%に引き上げたB40の導入準備を整えている。エネルギー・鉱物資源省は、B40の義務化プログラムが2025年1月1日から開始できる準備が整っていると発表している。
また、新再生可能エネルギー・エネルギー保全局のエニア・リスティアニ・デウィ氏も、来年のB40義務化実施に向けて準備が整っていると述べ、港湾、輸送、物流などの支援インフラの整備が進められていることを明らかにした。これらの準備は12月までに完了する見込みである。
さらに政府は、B50の導入の可能性も検討している。デウィ氏は、B50がエンジン性能に与える影響についての技術調査が既に行われていると述べた。農業相のアンディ・アムラン・スライマン氏も、南カリマンタンでB50バイオディーゼルの試験を行っている。
※ソース
Indonesia plans gradual shift to B100 biodiesel for energy security
The government is developing a concept design to produce biodiesel up to B100 as part of its efforts to achieve energy self-sufficiency. This was announced ...