インドネシア観光・創造経済省はテック企業と協力し、観光特化型の村や集落を訪れる国内観光客数を増やす取り組みを始める。この協力は、特に観光村への国内旅行への関心を高め、国民経済に貢献することを目標とする。
同省の国内観光マーケティング担当ディレクター、ドゥウィ・マルヘン・ヨノ氏は、9月1日に「この協力は、2024年の国内観光旅行の延べ回数を1.25億~1.5億回にするという『インドネシア旅行に誇りを持とう(BBWI)』プログラムを支援の一環だと」と述べた。
この協力により観光村のツアーパッケージの販売増加やデジタルマーケティングの最適化も期待される。協力のもとで実施されたマーケティング活動として、観光地ボロブドゥールが特に力を入れて開発・プロモーションされている地域(最優先観光地)で行われる「ファムトリップ(FAM trip)」や「Ayo ke Desa」プログラムを通じた村ツアーパッケージのプロモーションなどが行われた。
ボロブドゥール地域でのFAM trip活動は2024年8月27日から29日にかけて行われ、コンテンツクリエーター、メディア、ツアーオペレーター、旅行代理店が、ボロブドゥールの歴史的・文化的な価値をより深く理解するツアーやイベントに参加した。
この活動は、インドネシア政府が特に力を入れて開発・促進している最優先観光地としてのボロブドゥールの開発とマーケティングにおけるすべての関係者の協力を強化することを狙ったもの。
観光・創造経済大臣のサンディアガ・ウノ氏は、8月31日(土曜日)にバリ州ブレレンのレスタ観光村を訪れた際に、「観光村は将来的に国の経済発展を支え続ける」と述べた。
またウノ観光・創造経済大臣は「観光村は私たちの頼みの綱となっています。村を築くことがインドネシアの偉大さを維持する方法だ。なぜなら、インドネシアが村を築くのではなく、村がインドネシアを築くからだ」と語った。
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