【マレーシア】人口置換水準を下回りつつも2023年の出生率が上昇

マレーシア
Bata StojanovicによるPixabayからの画像

2024年の「Vital Statistics, Malaysia」報告書によると、2023年の出生数は45万5,761人で、2022年の42万3,124人から7.7%増加した。男子が23万5,981人で女子は21万9,780人だった。

2023年の出生数の67%(30万5,494人)がマレー系で、中国系とインド系の出生割合は、それぞれ2022年の9.5%と4.1%から、昨年は9.8%と4.4%に増加した。

出生数の増加により、粗出生率(CBR)は2022年の1,000人あたり12.9人から2023年には13.6人に増加。連邦直轄区プトラジャヤを除くすべての州でCBRは上昇した。プトラジャヤでは、CBRが2022年の15.7人から2023年には14.4人に減少した。

テレンガヌ州が1,000人あたり21.6人で最も高いCBRを記録した一方で連邦直轄区クアラルンプールは10.7人と最も低かった。全国平均(13.6)を超えるCBRを記録した州は、テレンガヌ、ケランタン(19.2)、ケダ(15.4)、パハン(14.7)、連邦直轄区プトラジャヤ(14.4)、連邦直轄区ラブアン(14.2)、およびジョホール(13.7)だった。

また、合計特殊出生率(TFR)は2022年の1.6人から2023年には1.7に増加。1970年から2012年まで、全国のTFRは人口置換水準 2.1を上回っていたが、2013年からは水準を下回り始めた。

マレーシアの統計局(Department of Statistics, Malaysia: DOSM)のモハド・ウジル氏によると、2023年の死亡数は19万6,965人で、2022年の20万6,780人と比べて4.7%減少した。これは新型コロナウイルス感染症の影響を受けた結果だという。

死亡数は男性が11万2,293人と全体の57%を占め、女性の死亡数は8万4,672人(43%)だった。70~74歳の年齢層が最も死亡数(2万4,516人、12.4%)が多く、5~9歳の年齢層が最も少なく、474人(0.2%)だった。

人口1,000人当たりの死亡率は2022年の6.3人から2023年には5.9人に減少した。

※ソース

Live births in Malaysia up 7.7% in 2023
PUTRAJAYA: The number of live births rose by 7.7% to 455,761 births in 2023 compared to 423,124 in 2022, according to the Vital Statistics, Malaysia 2024 report released Thursday.
タイトルとURLをコピーしました