【シンガポール】MBS拡張、第4タワーに80億米ドル投資

シンガポール
Construction of a fourth tower is scheduled to commence in June 2025, and expected to be completed by June 2030. PHOTO: MARINA BAY SANDS

ラスベガス・サンズ(LVS)は、同社が運営するマリーナ・ベイ・サンズ(MBS)の統合型リゾート(IR)の拡張プロジェクトに、当初の予定投資額の2倍以上となる80億米ドル(106億シンガポールドル)を費やす見込みであると発表した。

「マリーナ・ベイ・サンズ IR2」と名付けられた新しい第4タワーには、570室のホテル客室、プレミアムゲーミングエリア、スカイルーフ、15,000席のエンターテインメントアリーナ、さらにプレミアムなMICE(会議、インセンティブ、カンファレンス、展示会)スペース、新しい飲食店やナイトライフ施設が含まれる予定である。

このプロジェクトは、2019年4月に33億米ドルの費用で発表されたが、その後80億米ドルにまで投資額が増加したと、LVSは10月23日の第3四半期の業績発表で明らかにした。この費用には、設計および建設に約47億米ドル、土地のプレミアムに20億米ドル、開業前および財務コストに13億米ドルが含まれている。

LVSは、シンガポールの高付加価値レジャーおよびビジネス観光市場の成長に投資し、この拡張プロジェクトを通じて「新たな超高級リゾートデスティネーション」を設立し、シンガポールの観光魅力を高めることを目指していると述べている。

カジノ大手のLVSは、プロジェクトの費用のうち25%から35%を自己資金で負担し、残りの65%から75%をプロジェクトファイナンスで賄う予定である。

LVSの社長兼最高執行責任者(COO)であるパトリック・デュモン氏は、「このタワーを非常にユニークなものにしたい。世界で最も重要なゲーミングおよびホスピタリティの建物にするつもりだ。目標は、世界最高のホテルを作ること。最高のサービス、最高の体験、最高の飲食を提供することが私たちの目標である」と述べた。

この新開発の発表は、LVSがMBSの収益と利益が減少したことを報告した同日に行われた。これは、ポストコロナの一連の強い四半期業績の後のことである。

第3四半期(9月終了時点)におけるMBSの純収益は9.5%減の9億1,900万米ドル、調整後の利益(利子、税金、減価償却前利益、EBITDA)は17.3%減の4億600万米ドルとなった。

それにもかかわらず、部屋の収益は前年と同じ1億2,500万米ドルを維持しており、最新の四半期ではホテルの稼働率が1.6ポイント減少して94.7%となった。

※ソース

Las Vegas Sands flags .6b investment to develop fourth tower at Marina Bay Sands
The project was initially announced in April 2019 at the cost of US.3 billion. Read more at straitstimes.com.
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