【シンガポール】円がシンガポールドルに対して過去最安値を更新

シンガポール
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高市早苗首相が近く衆議院の解散・総選挙に踏み切るとの観測が広がる中、円がシンガポールドルに対して過去最安値を更新した。

1月13日、円とシンガポールドルの為替相場は初めて1シンガポールドル=123円台を突破した。シンガポール時間午後2時45分には123.49円まで下落し、前日終値比で0.4%の円安となった。

円は2025年にシンガポールドルに対して5.4%下落しており、2026年に入ってからもすでに1.3%の下落となっている。

対米ドルでも円安は進行し、2024年7月以来の安値を更新した。円は一時1ドル=158.91円まで下落し、2025年1月につけた158.87円の安値を上回った。

一方、日経平均株価は最大で3.6%上昇した。国内メディアが、高市首相が1月23日の国会再開に合わせて衆議院を解散し、最短で2月8日に総選挙を実施する意向だと報じたためである。

高い支持率を背景に、総選挙に踏み切れば首相の権限が一段と強まり、国債価格の下落や円安を招いてきた、いわゆる「高市トレード」に再び勢いがつく可能性がある。

円は2025年、主要10通貨(G10)の中で最もパフォーマンスが悪く、対ドルではわずか0.3%の上昇にとどまった。市場関係者の一部は、日米の金利差の大きさや実質金利のマイナス、資本流出の継続を背景に、2026年末までに円相場が1ドル=160円、あるいはそれ以上に下落すると見ている。

日本政府は、過度で投機的な為替変動に対する警戒を強めている。片山さつき財務相は、ワシントンで行われた米財務長官スコット・ベッセント氏との会談で、円安進行への懸念を共有した。

為替介入の可能性も再び注目されている。財務省は2024年7月12日、ドル円相場が一時159.45円まで上昇した際に為替介入を実施したほか、同年には161.76円、160.17円、157.99円をつけた局面でも計3回介入を行った。政府関係者は、特定の水準よりも、変動の大きさやスピードを重視しているとしている。

日本では、為替介入の判断は財務省が行い、日本銀行が数行の民間銀行を通じて実務を執行する。政府は通常、円安是正のため、直物市場でドルを売却する形で介入を行う。

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