【シンガポール】北海道の味、現地のFOOD EXPOで注目

シンガポール

シンガポールのEXPO国際会議展示場で12月6日から9日まで開催される「ASIA PACIFIC FOOD EXPO 2024」に、北海道から16社が参加した。同イベントは、シンガポールで人気の食品展示販売会であり、毎年数万人の来場者を集めるアジア太平洋地域の食品や飲料が一堂に会する重要な商業イベントである。

今回、北海道の企業は現地の消費者に北海道特有の魅力的な食品を紹介し、注目を集めている。北海道貿易物産振興会の取りまとめのもと、ワイン、海産乾物、乳製品、スイーツや菓子類など、北海道を代表する食品が販売され、展示会場で話題を呼んでいる。これらの製品は、シンガポールの来場者から「高品質で独自性がある」と高く評価されている。

さらに、展示販売会の期間中、北海道貿易物産振興会とASIA PACIFIC FOOD EXPOの主催団体であるシンガポール食品製造業者協会(FMSA)は、食品分野での協力を強化するための覚書(MOU)を締結した。この提携は、シンガポール市場における北海道食品のさらなる可能性を探る重要な一歩とされている。

MOUの締結により、両地域の食品業界が持続可能な発展と革新に向けて連携を深めることが期待されている。FMSAのレイモンド・タン会長は、「このパートナーシップは持続的な成功をもたらし、革新を促進し、今後数年間で多くの成果を生み出すと確信している」と述べた。

一方、北海道貿易物産振興会の髙橋誠一郎会長は、MOU締結式で次のように述べている。「今回の覚書は、貿易、ビジネスマッチング、双方で開催する展示会への参加推奨などの経済交流を促進するものであり、これを契機にシンガポールと北海道の貿易拡大、新たなビジネス機会の創出、経済交流の発展につながる可能性が広がっている」。

今回の参加を通じて、北海道企業はシンガポール市場へのさらなる進出を目指している。両地域の食品分野が互いの強みを活かして成長し、北海道の味覚がシンガポールの食文化に新たな風を吹き込むことが期待されている。

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