【シンガポール】「カヤトースト」、「ナシレマ」など、オックスフォード英語辞典に追加

シンガポール
Singapore’s beloved “kaya toast” was included in the latest update, together with the evergreen "nasi lemak".PHOTOS: ST FILE, PEXELS

イギリスのオックスフォード英語辞典(OED)の最新版に、シンガポールやマレーシア由来の言葉「Alamak」と「ナシレマ(nasi lemak)」が初めて追加された。これらは「翻訳が難しい言葉」として、今年3月の辞典の更新に含まれた。

「Alamak」はマレー語から借用された感嘆詞で、驚きやショック、落胆、怒りなどを表す。1952年に初めて記録されて以来、シンガポールやマレーシアで広く使われてきた。「ナシレマ」はココナッツミルクで炊いた米に、揚げた小魚や卵、ピーナッツ、サンバル(辛味調味料)などを添えた代表的なマレー料理である。

また、マレー料理の影響を反映し、いくつかの伝統的な食品の名称も新たに辞典に収録された。「ケトゥパット(ketupat)」はヤシの葉で編んだ袋に入れて茹でた小さな米のケーキ、「オタオタ(otak-otak)」は魚や海産物のすり身にスパイスやココナッツミルクを加え、バナナの葉やヤシの葉で包んで蒸す、または炭火で焼く料理である。

さらに、シンガポールで人気の「カヤトースト(kaya toast)」と「半熟卵(half-boiled egg)」も追加され、英語風の名称を持つ「フィッシュヘッドカレー(fish head curry)」や「スチームボート(steamboat)」も辞典に加わった。

食品以外では、持ち帰り用に料理を包むことを意味する「タパオ(tapau)」や、「ひどい」「恐ろしい」という意味を持ちながら、文脈によっては「素晴らしい」「すごい」といった肯定的な意味にも使われる「テロ(terror)」が新たに加えられた。

オックスフォード英語辞典は、シンガポールやマレーシアの言葉をこれまでにも多数収録してきた。2016年には「ブラー(blur)」「アンモー(ang moh)」「シオク(shiok)」など19語が追加され、2015年2月11日には「キアス(kiasu)」が「今日の単語」として選ばれた。今回の追加は、シンガポールやマレーシアの文化が英語圏に広がり続けていることを示している。

※ソース

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