【シンガポール】Sドル高でアジア旅行がお得に 円やルピアなど主要5通貨が下落

シンガポール
The Singapore dollar’s purchasing power has grown in several regional markets. ST PHOTO: SHINTARO TAY

シンガポールドル(Sドル)の堅調な推移を背景に、2026年はアジア主要国の通貨安が進み、シンガポール居住者の海外での購買力が高まっている。地政学リスクの高まりや投資家のリスク回避姿勢に加え、シンガポール金融管理局(MAS)の金融引き締め政策がSドル高を後押ししている。

対Sドルで下落が目立つのは、インドネシアルピア、フィリピンペソ、タイバーツ、韓国ウォン、日本円の5通貨。なかでもルピアは2025年に9.2%、2026年も約8%下落しており、エネルギー価格の上昇や資本流出が重荷となっている。フィリピンペソやタイバーツも、原油高や貿易収支の悪化、低金利などを背景に軟調な推移が続く。

韓国ウォンは米国との通商問題や海外投資家の資金流出、日本円は日米の金利差が下落要因となっている。これにより、日本や韓国、東南アジア諸国への旅行や買い物はシンガポール居住者にとって従来より割安となっている。

一方、各国では燃料や食品など生活必需品の価格上昇が続いており、通貨安による恩恵は現地のインフレによって一部相殺される可能性がある。市場関係者は、中東情勢や原油価格、米国の金融政策の動向が今後もアジア通貨の行方を左右するとみている。

※ソース

Where the Singdollar stretches the furthest in Asia
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