【シンガポール】スマートリサイクルボックス設置を83ヵ所に拡大

シンガポール
The display screen for the smart recycling boxes at Block 125 Bishan Street 12 is faulty. ST PHOTO: GAVIN FOO

家庭ゴミのリサイクル率向上を目的として開発されたスマートリサイクルボックスと食品廃棄物リサイクルロッカーが、2025年1月1日までにさらに83ヵ所に拡大される。

これらのリサイクルボックスとロッカーは、地元の廃棄物処理会社800 Superによって開発され、2022年4月にBishanとSin Mingの10ヵ所に導入された。

Recycling@800Superという専用アプリを通じて、利用者が固有のQRコードをスマートボックスでスキャンし、リサイクルするアイテムのカテゴリーを選択すると、対応するコンパートメント(仕切り)が開く仕組みになっている。利用者はリサイクル可能なゴミをカテゴリー別に投入することで、スーパーマーケットのFairPriceバウチャーと交換可能なポイントを獲得できる。

スマートリサイクルボックスと同時に、食品廃棄物リサイクルロッカーも試験運用されており、利用者は、果物の皮や魚・肉の切れ端などの食品廃棄物を提供された密閉容器に入れ、重さを量ってからロッカーに投入することがでる。

800 Superによると、2023年5月時点で約2,000人がユーザー登録を完了している。また、2年間の試験運用では、このシステムがリサイクル可能な廃棄物の汚染率を10%にまで低減させたことが確認されています。これは、全国平均の40%よりもはるかに低い数字です。

800 Superは、既存の10ヵ所から毎月平均10トンのリサイクル可能なゴミと約1,700kgの食品廃棄物を収集しており、今後のリサイクル率向上には楽観的だ。

2023年に実施された国家環境庁(NEA)の調査によれば、家庭でのリサイクルを行っている割合は2021年の64%から2023年には72%に増加。しかし、NEAが6月19日に発表した最新の廃棄物とリサイクルに関する統計によると、2023年の家庭ゴミのリサイクル率は12%であり、過去10年以上で最低水準のまま停滞していることが明らかになった。

※ソース

Smart recycling boxes and lockers for another 83 locations in S’pore by January
A trial has shown the contamination rate was cut to 10 per cent, far below the national average of 40 per cent. Read more at straitstimes.com.
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