【インドネシア】ソーシャルフォレストリーが村の経済を活性化

インドネシア
DEZALBによるPixabayからの画像

インドネシアのシティ・ヌルバヤ・バカル環境林業大臣は6月20日、ソーシャルフォレストリーに関するオンライン会議で、地域社会が主体となって森林の管理・保全を行い、その恩恵を享受することを目的としたソーシャルフォレストリー事業グループ(KUPS)の活動が順調に進展していることを明らかにした。

KUPSの活動を管理・支援するオンラインプラットフォームGoKUPS情報システムによると、2023年のKUPSの経済取引は目標の102%に相当する1兆1300億ルピアに達した。バカル環境林業大臣は、この成果を踏まえ、2024年のKUPSによる経済取引額目標を1兆5000億ルピアに設定した。

インドネシアでは、森林の持続可能な管理と利用を目指す村(ソーシャルフォレストリー村)の 開発状況を指数であらわすVillage Development Index (IDM) に改善がみられ、KUPSが支援する福祉の向上は、ソーシャルフォレストリー地域周辺の村々にも影響を与えている。

IDMに基づくと、「非常に発展途上にある村」の数が2016年の2,193から2023年には189までに減少した。さらに「自立した村」の数は、2016年の33から1,803に増加した。

環境・森林省によると、ソーシャルフォレストプログラムを通じてコミュニティが管理する森林は708万7970ヘクタールに達し、130万世帯が管理・保全に携わっている。

ソーシャルフォレストリーグループにはエコロジーの観点から、温室効果ガスの排出を防ぎ、生物多様性を保護・保存し、重要な土地や開かれた土地に樹木を植え、地域の環境汚染を防ぐことなども求められている。

※ソース

Social forestry boosts village economy, minister says
Minister of Environment and Forestry Siti Nurbaya Bakar stated that social forestry not only has an impact on environmental conservation but also improves ...
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