【シンガポール】現地学校基準に対応するAI家庭教師を開発

シンガポール
Mr Jotham Goh quit his data analyst job in 2024 to tinker with AI and, in April, launched an AI tutor to help students. ST PHOTO: DESMOND WEE

シンガポールの元データアナリスト、ジョサム・ゴー氏(33)が、現地の学校基準に沿って生徒を評価できる人工知能(AI)家庭教師を開発した。

ゴー氏は学生時代、週3〜4回の塾に通っており、疲れていても休めない状況に不満を抱えていた。2024年にデータアナリストの職を辞し、AI技術の研究を開始。子どもの頃からの発想を形にし、今年4月に「The Wise Otter」を公開した。対象は小学校からジュニアカレッジまでで、数学、英語、化学、物理、生物の学習を支援する。

教育分野でAI活用が広がる中、このサービスはChatGPT(8月8日に最新版が公開)、GoogleのGemini、AnthropicのClaudeなどと競合する。シンガポール経営大学で金融を専攻し2016年に卒業したゴー氏は、「The Wise Otterはシンガポールの生徒に特化している」と強調する。過去の試験問題や教員の模範解答など数百ページ分の教材でAIを訓練し、英語科目では現地のカリキュラムや採点基準を組み込んだ。これにより、生徒の誤答や構成上の不備を教師のように指摘できるという。

利用はメッセージアプリ「Telegram」を通じて可能で、質問の入力や宿題の写真送信に対応。複雑な数学問題の解法や英語読解の分析、理科の理論解説など幅広く対応する。無料利用は1日8件までで、それ以上は月1,000件まで利用可能な週額4.20ドルからの有料プランとなる。ウェブサイトではジュニアカレッジ生向けに時事問題やGeneral Paper(GP)の作文技法も提供しており、こちらは1日5件まで無料、それ以上は月額16ドルからとなる。

サービス公開後、ゴー氏は学生向け掲示板「Reddit」で宣伝し、現在は週約600人が利用。大半は数学の質問で、有料利用者数は非公表。回答の約1割は誤りであり、改善を進めているとする。現時点では人間の家庭教師を完全に代替するものではなく、生徒の弱点把握や継続的な指導には人の関与が不可欠だという。

家庭の事情で家庭教師を雇えない私立受験生ケイトリン・アンさん(16)は、Oレベル試験対策として3カ月ほぼ毎日利用。英語の口頭試験対策や三角関数の理解向上に役立ったと話し、「試験のコツや難問の解説、フィードバックが得られる。ChatGPTやClaudeより学校の先生の教えに近い」と評価している。

※ソース

Former data analyst creates AI tutor that assesses students based on Singapore schools’ criteria
It is trained on past-year examinations papers, assessment books and model answers from local teachers. Read more at straitstimes.com. Read more at straitstimes.com.
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