タイのバンコクとチェンマイ、ベトナムのハノイ、シンガポール、インドネシアのジャカルタが、イギリスの雑誌「タイムアウト」が発表した「2025年の世界のベストシティ50」に選ばれた。バンコクは総合評価で2位にランクインし、アジアで最も高い順位を獲得した。
「タイムアウト」は、18,500人以上の住民の意見を基に、食、ナイトライフ、文化、経済性、幸福度、全体的な雰囲気などの評価項目をもとにランキングを作成した。バンコクは、名所や市場での食体験が高く評価された。観光客には、歴史的建造物であるワット・アルンや王宮を訪れ、チャトゥチャック市場でストリートフードを楽しむことが推奨されている。また、ヤワラート地区では濃厚な味わいの料理が楽しめるとされている。
ハノイは21位にランクインし、ベトナム文化の中心地として評価された。千年以上の歴史を誇るこの都市は、著名な思想家や芸術家を多く輩出してきた。編集部は、旧市街を散策しながらブンチャーやフォーを味わうことを推奨している。特にホアンキエム湖周辺の路地裏にある小さなカフェが訪問者に人気である。
シンガポールは25位に選ばれた。限られた土地を最大限に活用し、アトラクションや体験を数多く提供する点が評価された。
タイ北部の都市チェンマイは28位にランクインした。長い歴史を持つこの街は、伝統工芸品や手作りの銀製品で知られており、「北方のバラ」とも称されている。
インドネシアのジャカルタは29位に位置づけられた。オランダ植民地時代の建築物が残る旧市街と、近代的な高層ビルが立ち並ぶスディルマン中央ビジネス地区が新旧の魅力を織りなしている。
ランキングのトップに輝いたのは南アフリカのケープタウンである。ニューヨーク(米国)、ロンドン(英国)、メルボルン(オーストラリア)、シドニー(オーストラリア)などの主要都市もリスト入りしており、それぞれ芸術、音楽、料理、ライフスタイルの魅力で注目を集めた。
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