プラボウォ・スビアント大統領は、2025年末までにコメ、トウモロコシ、塩の輸入を停止し、インドネシアの食料自給を達成する方針を発表した。この取り組みは、国家の独立基盤を強化し、輸入依存を解消することを目指している。政府は、技術革新や人材育成、生産性向上を推進しつつ、安定した国内食料供給を確保する構えである。
プラボウォ大統領は1月21日、ジャカルタの大統領府で開かれた閣議で「2025年にはコメ、トウモロコシ、塩の輸入が不要になるとの報告を受け、各閣僚に感謝している」と述べた。さらに、目標達成の時期について「当初設定したよりも早く、2025年末までには達成可能である」と強調した。
この成果は、戦略的政策と各方面の努力の賜物であるとし、インドネシア国民が輸入に依存することなく必要な食料を得られるようになることが目標であると語った。
また、大統領は技術革新や人材への投資、そして生産性向上が国家の食料およびエネルギー安全保障を支える重要な要素であると述べた。世界的な危機に備える必要性にも触れ、「危機の際には、どの国も自国の食料を輸出しないのが歴史の教訓である」と指摘し、食料とエネルギー自給の重要性を訴えた。
一方、ズルキフリ・ハサン食料調整大臣は、コメ、食塩、砂糖(食卓用)、トウモロコシ(家畜飼料用)の輸入停止が国内の食料在庫や価格に影響を与えないと明言した。現在、国家備蓄米(CBP)は200万トン確保されており、鶏肉や鶏卵、赤唐辛子の在庫も十分であると述べ、国内供給の安定性を強調した。
政府は、輸入依存を解消することで雇用を創出し、外貨を節約するだけでなく、国家の独立性を強化することを目指している。
※ソース

Prabowo committed to ending food imports by end of 2025
President Prabowo Subianto has underlined his government's commitment to stop importing rice, corn, and salt by the end of 2025 as part of the push for ...