シンガポール政府は、北部再開発の中核プロジェクト「Woodlands Gateway」を2030年ごろまでに完成させる計画だ。ジョホールバル・シンガポールRTS(高速輸送システム)リンクとWoodlands North MRTに直結する複合交通ハブを整備し、商業施設、オフィス、工場、公園などを一体開発する。
計画では、地下に大型車両専用道路を整備して物流機能を集約し、地上は歩行者や自転車が利用しやすい公共空間へ転換する。第1期ではバスターミナル、約2万8,000平方メートルの商業施設、約2万2,000平方メートルのオフィスを建設する予定だ。
政府系デベロッパーJTCは、同地区をマレーシアからの「北の玄関口」と位置付け、交通・商業・産業機能を融合した新たな都市拠点を目指すとしている。
専門家は、RTS開業による越境需要を取り込み、Woodlandsの都市機能や利便性を大きく向上させる開発になると評価する一方、地下物流網は実際の物流動線との連携が成功の鍵になると指摘している。
RTSリンクは2026年末の開業を予定しており、Woodlands Gatewayでは将来的に2万5,000人以上の雇用創出と、都心以外の新たなビジネス拠点としての発展が期待されている。


