中国の自動車メーカー各社が、東南アジア最大の自動車市場であるインドネシアと第3位のタイで、電気自動車(EV)販売競争を激化させている。両国政府がEV産業の育成を狙い、相次いで導入した優遇策が競争の背景にある。
一方、ハイブリッド車(HV)に強みを持つ日本メーカーにとっては恩恵が乏しく、市場での存在感低下が懸念される。
インドネシアでEVシェア2位の中国・上汽通用五菱汽車(SAIC-GM-Wuling)は7月下旬、ジャカルタ近郊の自動車ショーで新型ミニバン「ウーリン・コルテス・ダリオン」を発表。EV仕様に加え、プラグインハイブリッド仕様の投入も明らかにし、いずれも国内工場で生産する計画だ。
五菱のEV販売シェアは2023年に41%だったが、2024年は中国の比亜迪(BYD)の参入で30%に低下。販売巻き返しを狙い、車種拡充を進める。副総裁の文森(Vincent)・ウォン氏は「インドネシアは世界戦略の基盤」と述べた。
インドネシアの2024年のEV販売台数は4万3,000台で前年比2.5倍となったが、新車販売全体(86万6,000台)のわずか5%にとどまる。充電インフラの不足が普及のネックとなっており、奇瑞汽車(Chery)や北京汽車(BAW)など中国メーカーは、HVなど非EVモデルにも注力している。
※ソース

Chinese EV makers vie for Indonesia, Thailand sales; Japanese rivals fear market share loss
Competition is intensifying among Chinese carmakers over electric vehicle (EV) sales in Indonesia and Thailand, the No. 1 and No. 3 automobile markets in Southeast Asia.


