【シンガポール】タイとの貿易・投資関係を強化 5つのMOUを締結

シンガポール
Singapore’s Second Minister for Trade and Industry Tan See Leng (far right) and Thailand’s Minister of Commerce Pichai Naripthaphan (far left) witnessing the signing of a MOU on March 14.PHOTO: MINISTRY OF TRADE AND INDUSTRY

シンガポールとタイの企業および商業関連団体は3月14日、越境eコマースやフィンテックなどの分野で貿易・投資関係を強化することで合意した。両国の貿易当局が参加する「第7回シンガポール・タイ強化経済関係閣僚会合」の場で、5つの覚書(MOU)が締結された。

会合は、シンガポールのタン・シーレン貿易産業省第二大臣と、タイのピチャイ・ナリパタパン商務大臣が共同で主催した。両大臣は、両国の長年にわたる経済協力を再確認するとともに、シンガポールとタイの企業間パートナーシップを歓迎した。

また、シンガポール知的財産庁(IPOS)とタイ知的財産局(DIP)との間で、2025~2027年の知的財産分野における協力計画が交わされた。さらに、農業貿易、投資、デジタル経済、知的財産、カーボンクレジット、クルーズ観光といった分野での協力についても話し合われた。

今回のMOUのうち、シンガポール上場のデジタルバンキング・資産管理プラットフォーム「iFast」と、タイのTSFC証券の間で締結されたものは、タイの証券会社がiFastの提供するグローバル投資商品にアクセスできるフィンテックプラットフォームの開発を目的としている。

また、Shopee(タイ法人)とタイ商務省国際貿易振興局は、Shopee内にタイ製品専用のオンラインストアを開設し、タイ製品の販路拡大を図ることで合意した。

さらに、シンガポール食肉取引業者協会は、タイの豚肉輸出業者協会および鶏肉加工輸出業者協会と、それぞれMOUを締結した。

また、シンガポール消費者協会とタイ消費者保護局の間で、越境取引に関する消費者からの問い合わせや
苦情対応の協力を強化するMOUも結ばれた。

※ソース

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