消費財大手ーのProcter & Gamble(P&G)は、シンガポールに新しい製造施設を設立するために1億Sドル(約105憶円)投資する。
20日に開催されたP&Gシンガポール設立35周年記念のガラディナーで正式に発表された。新工場の詳細については、後日改めて発表されるが、新たな雇用創出も期待されている。
P&Gシンガポールは、1987年の設立時は従業員が100人以下だったが、現在では40カ国以上の外国人スタッフを含む約2,300人の従業員を抱えるまでに成長した。
同社は2014年に国際的なバイオメディカル分野の研究開発拠点であるバイオポリスにイノベーションセンターを設置。また、2008年に設立された香水製造施設も西部トゥアスで稼働している。
シンガポールは、同社のアジア太平洋地域統括本部であり、化粧品ブランド「SK-II」やP&Gのスキンケアおよびパーソナルケア事業のグローバル本部でもある。
P&Gアジア太平洋・中東・アフリカ担当社長スタニスラフ・ヴェセラ氏は、地域統括本部としてシンガポールを選択した理由を、戦略的立地、強固なビジネスインフラ、イノベーションのプラットフォームとしてのデジタルエコシステム、そして人材供給源として世界で最も有望な国だからだと述べた。
さらに同氏は、今回の多額の投資について、「貿易、技術、人材において世界的な中心地であるシンガポールの地位を活用するというP&Gの戦略的ビジョンを象徴するものだ」と付け加えた。
※ソース

P&G to invest more than 0m in new manufacturing facility in Singapore
P&G's Asia-Pacific HQ is in Singapore, where it also has an innovation centre in Biopolis and a perfume plant in Tuas. Read more at straitstimes.com.