シンガポール食品庁(SFA)は9月17日、eコマースプラットフォームで販売されている4つのダイエット食品に禁止物質が含まれていることが判明したため、摂取しないよう警告した。
対象商品は、日本産のSausando Slimming Coffee、Sausando Slimming Tea、マレーシア産のUnique Good Morning Candies、「Unique Good Night Candies」で、脂肪燃焼、効果的な減量、食欲抑制、解毒、空腹感の抑制、消化促進、代謝促進などを謳っているという。
SFAは、eコマースプラットフォームの運営会社と協力し、これら製品の出品を削除し、販売者に対して、即刻、製品の販売を停止するよう警告を発した。
Sausandoの両製品には、禁止物質であるフルセミド、フェノールフタレイン、シブトラミンが含まれている。また、Unique Good Morning Candiesにはシブトラミンが、Unique Good Night Candiesにはセンノシドが含まれている。
シブトラミンは処方箋のみの減量薬で、その使用に伴う心臓発作や脳卒中のリスクが高まるため、シンガポールでは2010年から使用が禁止されている。
その他に関しては、フルセミドは血液または体液量の低下、循環虚脱、血球濃度の上昇を引き起こす可能性があること、フェノールフタレインは下痢を引き起こし、結腸が機能しなくなる可能性があること。センノシドは長期間使用により、怠け腸や脱水症状を引き起こす可能性があることから禁止物質となっている。
同庁は、製品を購入した消費者に摂取しないよう勧告し、「該当製品を摂取し、健康状態に不安のある方は、医師の診断を受けるべきです」と付け加えた。また、消費者に対し、出所不明または未確認の食品を摂取することに伴うリスクに留意するよう促し、購入する前に詳細な情報を求めるようアドバイスした。
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