【タイ】4,500億バーツ規模の景気刺激給付金支援に現金給付も

タイ
The stimulus programme aims to jumpstart an economy that has been lagging behind regional peers. PHOTO: EPA-EFE

ペートーンターン・チナワット首相は9月3日(火)、4,500億バーツ規模のデジタルウォレット支援の一部が現金で支給されると発表した。詳細に関しては最終調整中であり、国会での政策声明で発表される予定だ。

この景気刺激給付金支援は、当初、5,000万人のタイ国民に対してスマートフォンアプリを通じて1万バーツのクレジットを転送し、6ヶ月以内に地元で使用させることを予定していた。

この刺激策は、与党プアタイ党の主要な選挙公約であり、地域の他国に遅れをとっている経済を活性化することを目的としている。

セター前首相はこの政策の最大の支持者だったが、8月にタイ憲法裁はセター氏の解職を命じた。また、経済学者や元中央銀行総裁が、この支援プログラムが財政的に無責任であると批判したことから、政府は資金調達の問題でこの計画を延期してきた。

ペートーンターン首相は、依然として政治界で大きな影響力を持つ元首相タクシン・シナワトラ氏の次女。タクシン氏は8月のトップ幹部に対する演説で、このデジタルウォレット計画を支持し、以前からこの支援の一部を現金で割り当てることが弱者層にとって有益であると述べていた。

東南アジアで2番目に大きな経済国であるタイは、4~6月期に2.3%の経済成長を遂げたが、アナリストは財政政策の不透明さが今後の見通しを曇らせていると指摘している。中央銀行は、昨年の1.9%の成長に続き、今年の経済成長率を2.6%と予測している。

※ソース

Thailand’s b digital handout scheme to include cash payments, PM says
Details are still being finalised and will be announced in a policy statement to Parliament. Read more at straitstimes.com.
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