LEGOグループは、ベトナム・ホーチミン市に新設した製造拠点「LEGO Manufacturing Vietnam」を、アジアにおける長期成長戦略の重要なマイルストーンと位置づけている。操業開始から1年を迎え、同拠点はすでに現地スタッフ主体で運営されている。
操業初期には、世界各地から140人の経験豊富なトレーナーを派遣し、現地チームの能力構築を進めた。現在は知識移転と長期的な人材育成に重点を置いており、2025年末までに従業員数は800人超へ拡大する見通しだ。今後、エンジニアリングや物流分野を中心に、数千人規模の雇用創出が期待されている。
また、隣接するドンナイ省では地域配送センター(RDC)も稼働を開始し、工場と一体となった柔軟で迅速なサプライチェーン体制を構築している。
同社は企業文化の浸透にも注力している。全世界共通の研修制度や「プレイ・デー」といったグローバル施策を導入する一方、多国籍チーム編成や現地リーダーとの協業を通じ、地域特性を生かした職場づくりを進めている。こうした取り組みが評価され、同拠点は2025〜26年の「グレート・プレイス・トゥ・ワーク」に認定された。
施設面では、同工場はLEGOグループ初の「フューチャー・ファクトリー・ワークプレイス」として設計された。安全性や包摂性を重視し、緑地、休憩スペース、祈祷室、授乳室、バリアフリー設備などを備える。
環境面でも先進的だ。工場はLEEDプラチナおよびゴールド認証を取得しており、2027年までに再生可能エネルギー100%での稼働を目指す。すでに屋上には1万2400枚の太陽光パネルを設置し、外部電力調達も進めている。
LEGO Manufacturing Vietnamは、製造拠点にとどまらず、地域社会との連携や持続可能性を体現する拠点として、アジア市場における同社の成長を支える存在となっている。
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