【タイ】国民の承認を受けてカジノ計画を推進

タイ
The Bill is centred on the creation of a broader entertainment complex, but its passage would effectively legalise casinos. PHOTO: CMG

タイの新政権は、カジノを含む大規模なエンターテインメント複合施設の設立計画を推進すると、9月5日(木)、政府高官が発表した。これは、公開ヒアリングで強い支持が示されたことを受けてのもの。

タイではカジノやほとんどのギャンブルが違法だが、サッカー賭博や地下ギャンブル、宝くじが盛んで、巨額の資金が動いている。許可されているギャンブルは、一部の国営競馬や公式宝くじのみ。

副財務大臣のジュラパン・アモンウィワット氏によると、オンラインで実施されたカジノを含む「メガエンターテインメント複合施設」の設立に関する法案に対する公開ヒアリングでは、参加者の80%が計画に賛成したとのこと。
同氏は、「今後、フィードバックを基に法案を修正し、連立政権内で協議した後、閣議承認を求める」と記者団に述べた。

タイ政府はこれまでにも、雇用の創出や国家財政の増強、さらには外国人観光客の誘致を目的にギャンブルの合法化を推進してきたが、仏教徒が多数を占める保守的な国民からの反対に遭ってきた。

この計画の最初の支持者の一人は、ペートーンターン・チナワット首相の父で影響力のある億万長者のタクシン・チナワット元首相だった。さらに彼女の同盟者でセター前首相も、最新のカジノ推進の主要提唱者だった。

この法案は、広範なエンターテインメント複合施設の設立を中心にしているが、法案が成立すればカジノの合法化も実質的に進むことになる。

※ソース

Thailand to forge ahead with casino plan after public green light
Thailand’s new government will move ahead with plans to introduce casinos after a public hearing showed strong support to create a big entertainment complex offering gambling, a senior official said o...
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